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全面改訂: 使い心地にこだわった「高機能_生活習慣病療養計画書・PDFフォーム」基本編

2024年8月10日

V6.4 説明文を全面改訂しています。

V6.4でやっと自分なりに満足がいくものができましたので。

特徴とこだわり

自分のためにも、ともかく使いやすさにこだわりました。

タブレット型のPCあるいはタッチペンが使用できるPCをお持ちであれば、患者署名を含めてこの1つですべて完結します。

V6.4

2024.6.24  v5.2  事務とLANでフォルダを共有して「事前に患者基本情報と医師名」を入力してもらい、医師側はそれらが入った「基本情報入力済み」フォルダ内の患者名の入ったPDFファイルから、スタートする形としました。

こうした理由は「外来で氏名や生年月日を打つのは大した手間ではないが、余分な作業であり、会話や思考内容に邪魔が入るからです。名前の漢字がPCで出ない!とかで時間喰ったりイライラするのは意味がない。

※ ご自分で患者情報まで記入される方は、「初回ひな形」から、そのままサインパッドでの署名まで行なって下さい。
# 据え置きPCの場合、複数の医師でこのフォームを使う事が考えられます。フォーム上で医師名を追加し、ドロップダウンを自由に作れるようにしました。

⇒ V6.4のダウンロードはこちらから

ダウンロードしたらzipファイルを右クリックで「すべて展開」して中身だけとりあえずデスクトップにでも置いといて下さい。※ 二重の入れ子になる場合があるので、一番内側のフォルダだけ出して下さい。

・ PDF内のボタンですべての作業が完結します。データーもそれぞれ保存されていきます。


・ 初回版では 入力完了 → 患者署名ボタン → 印刷ボタン
・ 継続版では 以前の患者ファイル選択 → (継続回数自動更新)  → 印刷ボタン
・ Wacomサインパッド使用では ワコムのサインタブレットを使った患者さんが署名しやすい形へシームレスで移行

・ コピペボタンで例文集が開くので、コピー&ペースト使った文章の省力化
・ 患者署名として扱いづらい電子署名の代わりに、注釈を使用
・ 年齢自動計算、全角数字から半角数字へ自動変換、%倍率変更ボタン

これらを行うためacrobat javascriptと言う内部プログラムを使っています。
このため「有料のacrobat proでないと完璧には動きませんが、初回に関してはReaderでも使えるよう変更してあります。」 またpro/Reader/Foxitに関わらず「後述の環境設定が必須です」

ご使用・二次配布・改変・他のシステムへの組み込みはご自由にどうぞ。ただしいずれも無償に限ります。
acrobat javascriptが💩なのと、素人なので作成が2カ月にもおよび有料としたいところですが、

「無料しばり」します。

どのような形でもこのPDFフォームを使って利益を得たり、システムなどへの組み込み料金を請求する行為は禁止します。有償としたい場合はまずご一報ください。ご使用に関して当方はいかなる責任も持ちませんが、著作権は放棄しません。

動作確認環境

windows 7、10 , 11

acrobat reader / pro DC 2015 , Foxit , PDF-XChange Viewer

「動いたとか動かないとか、みなさまのご報告おまちしております。OSとPDFアプリのバージョンだけでも教えて下さると助かります」

「Mac OS + acrobat proで動作するかは不明です。こちらもご報告おまちしております。」

・動作はPC上のローカルな環境のみ。

Foxitに関しては、下記のベクターに置いてある Ver12.0.1.12430jp であれば、「Foxitの環境設定で後述の環境設定をすれば」完全ではないものの、データーの保存などは動きますのでお試しはできます。ただし患者署名時にフォーカスを署名欄にもっていけません、これは実用を考えると結構痛い。
※ なぜか本家の最新版ではかえって動きません。。。。

サブスク版のAcrobat proは7日間のお試し期間があるので、それで動作を確認してもらえれば一番いいかな?と。

前提知識

PDFファイルには「 .PDF 」であらわされる"いわば完全体"のものと、フォームのデーターのみの「 .FDF 」ファイルがある。あるファイルからデーターを受け渡しできるものは後者で、当然データーサイズも4KBとPDFの100分の1位小さい。しかしデーターのみなので元になる(=ひな形)PDFファイルが必要。

ご注意

しつこいですが「acrobat pro 」でないと完全には動きません。とは言ってもreaderでも初回ファイルは作成できるので、お試しはできますよー。

「acrobat readerではFDF形式でセーブできない」から。

つまりreaderだと初回でFDF形式でセーブできないので、フォームデーターを継続版にまるっとコピーはできませんってことです。

※ なお取り込みはできる様子。しかしReaderだとFDFでセーブできないと。堂々めぐり。


最重要!!この設定をしないとエラーばっかり出て、まともに使えません!

acrobat の編集 ⇒ 環境設定 ⇒ セキュリティ(拡張) で 、このフォルダの位置をセキュリティ特権の場所として 「フォルダのパスを追加」で追加してあげないと、様々な機能が使えません!

と言っても、クリックして解凍したフォルダを指定するだけです。

画像はこのフォルダを C:\Users\terra\onedrive\Desktop に置いた例ね。表示の仕方が/を使った形になってる。

v3.4の画像ですが、やり方は同じです。

ファイル構成や名前は変更しないでください。動かなくなります。フォルダ内への追加フォルダは大丈夫です。

さあ上記の設定ができたら、さっそく 「 初回_生活習慣病療養計画書ひな形.pdf 」acrobat readerやproで開いてみて下さい。EdgeとかChromeで開いても動きませんよー。

テンプレート上部 色のついたボタンは印刷されないですよー

V6.4

・ acrobat pro/standard動作 使われているPDFビューワーを自動で判定し、それにあった動作をするように勝手に設定します。

・ 署名モード Wacomのサインパッドを使うか、タッチPCなどでタッチペン、あるいはマウスで署名をするか? トグルボタンになっています。

・ 基本情報を入力完了_事務 

事務で患者情報と医師名を入れてもらいこのボタンを押すと「基本情報入力済み」に保存されます。医師側はこのフォルダ内の担当患者のPDFからスタートします。電カルならベンダーに患者プロフィールが取り込めるようにしてもらうといいですね。

・ 記入データー全消去 医師名・記入日を除いてフォームを全消去します。連続で使っていくのに便利です。

・ 初回用の横はID欄です。保存するファイル名にもIDがつきますので任意でどうぞ。
・ 記入日は自動的に本日の日付が入ります。半角数字で手入力も可能です。

・ 生年月日が入ると年齢は自動計算します。自動計算させるには「年齢部分にマウスのカーソルを持っていって下さい」。※ 生年月日を変更した場合は再度マウスのカーソルを当てて下さい。

テンキーで数字入力 → Tabキー → 数字入力の繰り返しで、年齢自動表示まで行けます。マウスで移動してもOKですが、やり方によっては、変な値が出ることがあるので、tabキーを使うのが早くて確実です。

・ 記入日を除き、全角数字はリターンキー(=改行、Enter)で確定後自動で半角数字に変換します。

・ FDFファイル変換 おまけです。以前は初回テンプレートを 初回_生活習慣病計画書ひな形.pdf としていたので ”療養”の文字が無いんですね。初回フォルダのFDFファイルをダブルクリックすると、「もとのひな形が不明」と言われちゃいます。現在の 初回_生活習慣病療養計画書ひな形.pdf を選んであげて立ち上がったら、ここを押すと次回からダブルクリックで開けるように変更して保存します。

テンプレート内部

・ コピペ用例文集を開く 押すとコピペ用の例文集が開きますので、コピー&ペーストなどしてお使い下さい。コピー&ペーストをするには上部の矢印アイコンが選ばれていないと変なことになります。

この例文集自体もPDFフォームとなっており、ご自分でよく使うフレーズを入力して上書き保存で、例文を増やしていけます。

テンプレート下部: Wacom選択時

v6.4 Wacomサインパッド選択時

・ %拡大 押すと200%に拡大します。前方にある数字を変更して上書き保存すればご自分の好きな倍率にワンタッチで変更できます

・ 電子署名 sign pro PDFという電子署名用のWacomのアプリを開きます

・ 医師名登録 ここは押してもらえばわかると思いますが。複数の医師名を登録する場合は何度か繰り返して下さい。

・ 医師名消去

・ 1クリック保存 おまけです。記入している最中などで急に中断しなくてはいけない時、確認ダイアログを出さずにいきなり1クリックで保存します。


テンプレート下部: タッチPC選択時

タッチPC選択時

既定のプリンタ クリックすると 既定のプリンタ ↔ プリンタ選択可能 と切り替わります。印刷時にプリンタ選択のダイアログを出すか、出さずに印刷ボタンでダイレクトに印刷するか切り替えできます。

※ 既定のプリンターの設定は下記とか参考にして下さい。要約すると、設定⇒デバイス⇒プリンターとスキャナー⇒「windowsで通常使うプリンターを管理する」のチェックを外す⇒既定にしたいプリンターを選び、管理から既定にする。

%拡大 表示倍率を変更します。普段使う倍率%を入力して上書き保存しておくと便利です。

消去/再署名 署名のクリアと再署名を行います。

100% おもに患者署名後に通常サイズに戻ることを想定しています。

手書き署名 タッチペンを使った署名モードへ移行します。デフォルトでは4.5倍=450%へ拡大します。マウス左クリックあるいはタッチペンで署名して下さい。ESCキーで抜けられますので、100%ボタンを押すと1倍に戻ります。

・ 医師名登録 ここは押してもらえばわかると思いますが。複数の医師名を登録する場合は何度か繰り返して下さい。

・ 医師名消去

1クリック保存 おまけです。記入している最中などで急に中断しなくてはいけない時、確認ダイアログを出さずにいきなり1クリックで保存します。


今回もっとも悩んだのが、「患者署名をどうするか?」

今回はじめて電子署名ってやつをかじってみたけど。めんどくさいのなんの。。。患者さん側で電子署名を使うのは絶対無理。患者さんがIT業者で既に持っていますならありか?いや無いな。わざわざ送信して電子署名して送り返してもらうとか手間がかかりすぎて現状ありえん。

ゆえに電子署名欄をポンと作って置いといても何の解決にもならないと思う。

で、「だったら全部手書きでスキャンすれば?」ってなって元に戻っちゃう。

最初は良いよそれでも、でもこの作成書類が増えていき、継続版も4か月に1回あるわけで、そうなると ”ドラえもんのバイバイン” ?的につらくならないだろうか?しかも宇宙に送れない。

※ バインバインって何?って人は こちらを

患者署名は注釈で代用します!なぜツールの「入力と署名」を使わないか?

いろいろあがいたんだけど、確かにツールにある「入力と署名(= acrobat sign)」を使えばできる。ただしPDF内でacrobat javascriptを使って「入力と署名を呼ぶ」

app.execMenuItem("OpenApp_FillSignApp");

のコマンドの動作条件がはっきりしないのよ。呼べたり呼べなかったりする。海外のエキスパートによる回答では「(もう)使うな。」になってる。

あと、立ち上がるのに少し時間がかかる。だるい。現場ではレスポンスが大事。

さらに、これで署名すると、各フォームにロックがかかってしまい変更できなくなる。悩んだ末に「注釈のフリーハンドのペンを患者署名サインとする形」にした次第です。


結局この書類の何が問題なのか?

デジタル化を推し進めながら、患者署名という「デジタル化するには最も困難な手書き署名を初回必須としたこと」これに尽きる。

「確認と同意」のサインが欲しいのだろうが、一部は患者さんにお渡しするのだから「別にデジタルの患者名で良くない?」そのかわり「説明内容と相違や疑問点がある場合は、説明を受ける権利を有します。」とかあらかじめ書いとけばよいのでは?

スキャンは時間がかかるし、初回を手書きにしてしまうと継続時も結局手で書かなきゃならない。
いたずらに書類作成の時間を増やして「相談内容が薄くなったらお互いいいことない」と思います。

現在わかっている問題点

① 誤タッチ その1 : タッチペンだけではなく、他の指で一緒に画面を触ってしまうとそちらに焦点が移り、きちんと署名できなくなります。

対策としては「画面に触らないように、このペンで名前を書いてください」というと、良いようです。
V3.6から「消去/再署名」としましたので、うまく書けなかったら「ESC」キーで署名モードを抜けて、このボタンを押すとクリアされて、すぐに再署名ができます。

またタッチペンですが、機種専用のタッチペン(汎用のタッチペンが使えない)PCの場合は変更の選択が無いですが、一般的な静電容量タイプのペンの場合は、ゴムの先端より下記が文字が途切れず良好でした。持ちやすいのもいいです。

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誤タッチ その2 : おおよそ20名程度 このタッチパネルを使った署名で作成しましたが、「手を画面に触れていなくても近づけると手の静電気でフォーカスが欄外に移るのがわかりました。

署名部分だけ開いている、液晶から浮いた形のカバーを制作予定です。

本来はツールにある「入力と署名」のように署名欄以外は黒マスクにして、タッチペンが反応しないようにできればかっこいいんだけどねえ。。。この「なんちゃってacrobat sign」もトライしたいけど命令が無い気がする。。。

 署名後のESCキー: タッチモードから抜ける「ESC」キーを押すのに「タブレット状態だとキーボードが効かなくなるPC(例:当方のPanasonic CF-RZ6)」ではタブレット状態からもとに戻してESCキーを押すこと自体がひと手間です。

⇒ 下記4ボタンマウスの中央の「戻るボタン」にESCキーを割り当て解決しました。