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ガス乾燥機 乾太くんの排気ファンあたりの修正2回目 ~最終回~

2021年1月16日

直せてなかった乾太くん、、、

完全に直せたと思っていた 乾太くんですが、完成後にドラムを手で回してみたところ「気のせいか?回転が重い、、、」まあ他の動作は問題なさそうなので、使ってもらっていたのですが、、、。

乾燥機さあ~なんか湿っていて生乾きで、もう一度乾燥かけなきゃいけないから2度手間で、12時間も洗濯にかかった!

え?どんだけ洗濯物があるのうちは。。。。


実は、前回に組んだ時に「どうなってるんだこれは?」と思った事があって

「乾燥機ってやつは、どうやってこのでかいドラムを支えているのか?」

ドラム内の洗濯物は5-6kgにもなり当然暴れます。後方は軸で支えていますが、前方には扉がありますから軸のセンターを作れません。

自分が調べた限りでは「扉側前方は、ドラムの内周を筐体側の円形の出っ張りでゆるく支える。発生する摩擦や暴れた時の衝撃は張り付けてあるフェルトで逃がす。」です。

アメリカ製の乾燥機のなかには、前方底部にドラム支えのローラーを持つものもありますが、前方全体としての支えはやはり同様な様で、フェルトの張替えキットが販売されています。


前回組んだ時は、どこが正しい位置かわからない感じで、結局センターの逆ネジをしっかり締めて終わってしまっていました。

2回目の作業

# 前回の作業も参照してください。

乾太くんを取り外して 作業場所に置いたら

・ フィルター・バックフィルターを外す。バックフィルターはネジを手で回すだけです。説明図が乾太くんの横に貼ってあるはずです。

・ 扉を外す : 外さなくてもできるかも知れませんが、寝かせたりするので割れたり変形したらしょぼんなので、外した方が良いと思います。# 扉のネジ2本を外して 上方向に引くとロックが外れます。

・ 裏蓋を外す、プーリーのファンベルトを外す、電気の配線止めや電気パーツ類を外す。中蓋=ファンケーシングを外す。

・ 前方に回って、センターの13mmを外す。逆ネジなので右回りで緩みます。ドラムに手を突っ込んでセパレーターを支えとしました。センター周りの3本のネジを外す。

これで固着とかしてなければ、後ろの排気ファン全体が外れるはずです。


今回は前回使っていなかったパーツを交換しました。

ドラムベルト、テンションプーリー、排気ファン、真鍮のスペーサー、後ろのシャフト止め、樹脂ワッシャー


テンションプーリー交換

ここには泣かされました。

テンションプーリーの針金は外すのは無理やりでも外れるけど、入れるのは無理やりでも無理(泣)

「結局ですね、モーターベースを外せば外すのも入れるのも全く力は要りません。」

じゃあなんで最初からそれしなかったのかというと、ネジが緩まなかったからです。なめたら最悪なので、他の方法で入るんじゃね?と2時間くらい格闘しましたが、無理っす!外すときは知恵の輪の要領でラジペンでフック側をがっつりつかんでやったら、パンって音がして外れましたが、入れるのは無理です。。。。


よろしければ下記方法で

モーターを押さえている半円の金具を2個外します。モーターをどかすと、そのモーターベースを固定しているネジが4本見えます。このネジは厄介なことに筐体外側から固定されています。

ゆるみ止めみたいに穴が加工されており気持ちが萎えますが、こちら側からラスペネふいて、なめないよう注意して回した所やっと緩みました。# トルクがかけづらければラスペネふいてから一旦モーター戻して寝かせても良いかも知れません。

ドラムベルト交換

ドラムベルトの交換ですが、他機種のドラムベルトを交換した方の方法をまねました。いわく”単純にドラムベルトを交換しようとすると良い位置になかなか来なくてできない”と。

ですのでドラムベルトをもとあった位置に養生テープで仮止めして、テンションプーリーとモータープーリーに掛けました。


今回書いておきたかった部分、特にシャフトの組み方について

前回失敗したと思われる部分です。

前回は「排気ファンも含めて一体でシャフトを固定した際に、真鍮のスペーサーの位置が間違っており」ドラムの位置がきちんとならず、増し締めで対応したものの「正しい位置になかったため、回転で重さが発生」と思われます。

今回はこう組みました。

3本のネジでドラム全体を支える金属のプレートですが、長方形に穴が切ってあります。

この長方形の切穴をシャフトの2面幅としっかりあわせてまずは固定してしまいます。

ここがキモです!

あとは通常通り組みなおせば変にあたったり、動きが渋い感じのない位置に誘導されるはずです。

なお、一般的に衣類乾燥機が生乾きが多くなった場合は、機械のトラブル以外では通排気のつまりであることが多いらしい。
例えば、排気パイプの壁際に今までのほこりがたまっているとか、乾燥機内部の熱風を誘導する部分が詰まっているとか。
乾燥機の熱風を誘導する穴(パンチング)はドラム内に首を突っ込まないとわからないし、排気パイプの詰まりも高所の部分を見ないとわからない。
フィルターだってこまめに交換しなければ、それより奥の部分にほこりが蓄積する。馬鹿にしがちだけどそうゆう部分をしっかり自分の目で確認してからサービスに点検をお願いした方が良いかも知れない。

まとめ

・ 今のところ以前のような生乾きはなくなり、回転バランスが取れたためか静かになった。

・ 乾燥機のDIY修理で最も大変なのは ” 重さ” しかも高い位置に上げ下ろししないといけない。正直これだけでトライする意欲がそがれる。

・ ガス着火部分とかのユニットが壊れたら、素人のトライはあきらめた方が安全な気がする

・ ガス乾燥機は本当に助かるものでそのメリットは計り知れない。確かに初期費用はかなりかかり庶民にはつらい。うちは当初電気でいいとか洗濯機についているとかいう連れを押し切って導入したが、正解だったと思っている。なによりガス乾燥機は壊れづらいらしいのだ、構造がシンプルだからね。

・ なので、今後は無理やり修理する気はないので、しばらく使って寿命そうならあっさり買い替えようと思っています。