PX-M6010F レビュー / 宿題のプリントコピー用に購入する!
2022.2.04 再編集
このプリンターが我が家に来てから1年以上が経過しました。
A3複合機 EPSON エプソン PX-M6010F のレビューをします。
結論として「宿題や広報物などのB4両面コピーに最適」と感じました。
印刷以外に、一番よく使い、欲しい機能と言えば、モノクロコピー機能です。
コピーをメインに考えると、やはりA4では小さい。
小学校の書き取りや計算なんかの宿題は大体B4両面なので、「コンビニでコピーしちゃった方が早いや 」ってなるわけです。
購入前の比較
2020.11.27当時 A3インクジェット複合機 MFJ-6583CDW と PX-M6010F
ブラザー MFC-J6583CDW
- 1段カセットのこちらは「B4の自動両面コピーができない、手動では可能
- 2段カセットのJ6983ならB4の自動両面コピーが可能
- 定期的にインククリーニングを勝手にやってくれるらしく、いつの間にかインクが減る
※ 個人的に、今までブラザーA4の複合機PRIVIO MFC-J5720CDWを使っていて便利だったので安心感はある。
エプソン PX-M6010F
- 旧機種 PX-M5080Fは ADFがダメダメとamazonで叩かれている
- カラーコピーがモノクロと比べて明らかに遅い
コピー機能に絞った比較
ウォームアップタイム: プリンターがスリープから目覚める時間。単発コピーには重要な目安。業務用のコピー機で8秒位らしい。
ブラザー: 不明
エプソン: 約14秒以内
ファーストコピー時間: コピー機能でおそらく最も重要な目安。1枚目のコピーが完了する時間。
ブラザー: カラー・モノクロともに約6秒
エプソン: モノクロ約6秒、カラー約14秒
連続複写速度: 複数のコピーをする時に効いてくる
ブラザー: モノクロ15枚/分 カラー11枚/分
エプソン: モノクロ23枚/分 カラー10枚/分
考えた事
ブラザー: 連続プリント速度自体はブラザーも22枚/分あるのだから決して遅いわけではないと思う。
インククリーニング機能は頻度を自分で決められるならむしろ欲しい機能。
自動両面スキャンなら2段の方を買わなければならないが、カセット出っ張るし邪魔では?
旧機種でとっても便利だった年賀状作成ソフトが省かれたのは残念。(←本体のみで年賀状作れる!)
旧機種はネットワークのレスポンスがすごく悪かったが改善されているか?
エプソン: エプソンの複合機は買ったことないので未知の領域。
口コミのADFの出来が改善されていると信じたい。カタログ値ではモノクロのコピーのみなら、エプソン優位
で、今回はエプソンの方を購入しました。
購入後一番最初にやること=搬送用の仮固定のテープはがし。「ははは、そんなもの、、、」と思うでしょ?意外とわかりづらい位置にもテープがあるんですよー。下記さらっと見ておいた方がいいよ。
購入後の印象
1、A3まで自動両面コピーができる
原稿台=ADFに原稿をセットするだけで1発で自動両面コピーができます。
ただし業務機の様に1回の吸い込みで両面をスキャンできるわけではなく、 一旦自動で紙を出して自動で吸い込んで裏面をスキャンする形にはなります。
2、コンパクト
最大サイズがA3ってことで、大きさが気になります。
比較にあげたのは、当方の前機種のA4複合機 ブラザー MFC-J5720CDWです。
大きさ(幅×奥行×高さ) 収納時:約 52 × 45 × 29 cm
今回おなじEPSONでも2段カセットの方を選ばなかったのは大きさ以外にも理由があります。
印刷サイズが微妙に大きかったり、コピーするものが入れている用紙より大きかったりするとプリンターが迷うわけです。2段だとかえってカセット選択が面倒になるのを経験しましたので。
※ もちろん常に2種類のサイズの紙をプリントする方は2段が必然です。
・ 水平方向から。高さは2段の前機種の方がわずかに高い。
・ 斜め
奥行: 台は和室の床の間で、約50cmです。後ろのラインは大体合わせて比較してます。
この機種はA3対応にもかかわらず、かなりコンパクトにできていると思います。
立方体の大小の箱2個分、本体+後ろの手差し原稿台のすっきりとした構造です。
コンパクトさの理由のもう一つは、ADF=自動原稿送り台がこんな仕組みになっているからです。
・何もない時: 多くの複合機にあるADFのでっぱりが無い。
送り台のフラップを上げます。
こんな感じで宿題のプリントをセットして
あとは、コピーから両面コピーを押すだけで一発コピーです。 あ、当然原稿と紙のサイズは合わせる必要がありますよ。
背面スペースに関して
手差し原稿台のフラップは3段になっている。
・ 3段目まで完全に開いた時 およそ30cmくらい奥行が必要
・ 2段目なら およそ 25cm
・ フラップのみ開いた時は 19cm
※ この情報はEPSONの公式ページの仕様からは読み取れないので、実際に購入を考えている方には、意外と大事な数字かも知れない。
で、”後ろが壁であれば”3段まで開かなくとも大きめの紙も保持できるであろう。 ただ、手差し原稿台と2段目くらいまではきちんと開いておかないと、給紙のトラブルになる可能性が高いと思う。
3、印刷物が出てくる台が自動でせりだす
購入前は「こんな機能いらんのでは?機構増えると故障原因になるし。」と、思っていましたが
「おくさま!これは大変お便利でございます。」
印刷された紙が出てくる部分が、手動のフラップだと
・ 年中出しっぱなし=ほこりが積もる
・ 1-2枚ならフラップ出さなくてもいいや あとで下に落ちたの拾えばいいし
・ フラップ開いておいたつもりが片付けてあって、
印刷された紙が散乱して順番がめちゃくちゃに とか、あるあるじゃないですか?
使ったらわかるけど、これ予想外に便利です。
※ 格納は手でもいいし、電動なら赤丸のボタン押すだけ。
4、液晶が4.3型と大きい
何でも大ききゃいいかっていうと、そうでもないですが、操作のメインである液晶の1画面あたりの情報が多いので選択するまでに手間が減るのと、やっぱり見やすい。
そしてよく使われるであろう「割り込み」「リセット」「用紙設定」「ジョブ/状態」の4つに物理ボタンを残したあたりはよく考えてられていると思った。
購入後のエピソード
・結構な頻度でファームウエアのアップデートが来る。
・互換品のインクを使っていて問題ないけど、「純正じゃないけどいいですか?」と聞いてきてちょっとイラつく。
・ いちばん最初に、両面コピーを選んだら「原稿台でやらないとできません」と出てあせった。
どうやらADFに入れた原稿というか、宿題の紙B4のサイズを自動で認識するらしく 原稿のつっこみが足りなくてサイズを自動認識できていなかった様子。
多分、ADFの挿入口が新品で硬く、奥まで原稿がきちんと差し込めてなかったためと思う。
# この場合は ADFに原稿をセットせずに両面コピーを押すと、”原稿のサイズがわかりません”と出るので、その後B4を指定してからやれば問題なくできた。 その後は、自動でバンバンできるからOK。
・モノクロと比べると確かにカラーコピーは遅い。が、これはむしろモノクロコピーが速い。画質は期待していなかったが、結構良かった。
# 勝手な想像だが、あえてカラーコピーは速度より画質を取ったのでは?メーカーさん?
・片面 → 両面コピーに関して 子供の漢字書き取りの宿題(片面)を、両面にコピーしようとしたらできないんだよ。 。。
なんでかなあーと思ったら、「片面の原稿が2枚あるものを、1枚の両面にする」から ADFに2枚同じものを入れればいいわけで、まあ表示されている図をよく見ればすぐにわかるんだけど、思い込みというか、なんで裏面印刷されないの?ってびっくりした。
まとめ
モノクロコピーはかなり速いし、なんたって両面1発コピーです。
しかし、品薄の為かAmazonでは値段が発売当時よりむしろ上がってしまっている?!
定価は税込3万5千円位なので、エプソンダイレクトか他のサイトで購入しましょう!
※ なお新型の エプソン PX-S6010 はコピー機能がないので論外
結論: 宿題のプリントにコンビニに行かなくていい!
子供の受験の赤本コピーにも大活躍でしたよ。
小中学生のお子さんを持つ、パパさんママさんにおすすめ
※ 後日、手差し原稿台を有効利用するためにスライドテーブルを自作しました。
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