ガス乾燥機 乾太くんの排気ファンあたりの修正に挑戦する ~プロローグ~
昨年、丸ベルトの交換をDIYで行って普通に使えていたガス乾燥機 乾太くんですが、ある日連れが
「乾燥機からすごい音がする」と連絡が。
確かに洗濯物を入れず回し始めると、しばらくしてから「べちん べちん」と言うような、何かを叩いている様な大きな音がします。
乾燥具合や他の動作は問題なさそうですが、この騒音ではうるさすぎて使用できません。
あと、手でドラムを回すとカラカラと小さな異物が挟まったような音がします。
で、サービスに来てみてもらったら「ファンがあたって音が出ている」「丸ベルトが長さが純正に比べて長い」「修理するならX万円です。」と。
えー。X万円あればちょっとお金足せば新品買えるじゃん。。。。
それに連れが言ってました。「異物っていうけど、ドラムに異物が入り込むような隙間はないよ」
確かにそうです。答えは分解したらすぐにわかりました。
分解の仕方や、やってみたことは後で書きます。
丸ベルトの時と同じく裏板を外したあと、配線類を外して、中蓋=ファンケーシングを外すと大きな排気ファンが出ます。
手でファンを回してみました。ガタガタです。振れが2cmはあるでしょうか?
ファンをあらかた清掃してみたら、端が削れていました。あと外周部にクラックを発見。
ファンがぶれる原因ですが、「ベアリングにガタがあります。」
# 後でわかったのですが、「ベアリングのガタだけではなく、センターシャフトのネジが長年の使用で緩んでいた可能性があります。」
# 後でわかったのですが、「ベアリングのガタだけではなく、センターシャフトのネジが長年の使用で緩んでいた可能性があります。」
## 乾太くんのセンターシャフトのネジは多くの時計回りのモーターのシャフトのネジと同じく、逆ネジが使われているので緩みにくいはずですが。
あと直接の原因ではないかもしれませんが、ドラム本体を回す Vベルトに適度なテンションをかけるTプーリーが削れ過ぎて、中央に1本の深溝になっています。 ← 汚れで深溝に見えていたようです。滑らかに中央が減っていました。
Vベルト自体も伸びてカピカピの様子。
側面窓に、分解図が張り付けてあるのを発見しました。これはラッキーです。
「だけど。部品が出ないんだよな。。。。」
「部品が出なきゃどうしようもない」
「買い替えかな?」
で、ダメ元で、某店にあたってみました。
「部品は出ます!」と!
でん吉 さん(ダイレクトリンク)です!
私のようなものにとっては 「神ショップ」ですぞ!!!
以下余談
ちょっと前から家電の簡単な修繕に関して、困ることがあって
「部品が出ない」んです。
例えば、取っ手の所のプラスチック部品が欠けてしまったとかで、ネジを外して部品を新しい物と交換するだけで、もはやDIYとも呼べないものですが、それが一般に売ってくれないと。
乾太くんでは以前に 洗濯物を入れる蓋の取っ手のラッチの爪が欠けてしまって、蓋がきちんと閉まらないので、乾燥機が回りません。しばらく連れは養生テープで固定してましたが。。。
(部品はたしか200-300円でした。ネジ1本外して交換するだけです。)
おそらくPL法が定着して、メーカーは修繕パーツの素人交換といえど何か問題が出れば、責任を問われる可能性があるので部品を出さなくなったのでしょう。
サービスの方のお給料を確保するという意味もあるのでしょうし、安全性の面からも買い替えてもらいたいというのが本音でしょう。
ですが、私のように単にやってみたいユーザーにとっては大変な壁です。
ちょっとものづくりをしたことがある方はわかると思いますが、「代替えの部品を自分で作る」となると、DIYとしてはレベルが2つも3つも上になり工作機械も腕も相当必要です。
例えば、今回の数百円のシャフトを自分で作ろうと思ったら、最低でも生丸棒と旋盤とフライス、逆ネジ用のダイスが必要です。
計測もノギスだけではなく、投影機を使ってきっちりやらないとほぼ同じものはできないでしょう。
プラ部品に関してはお手上げです。3Dプリンターでコピーするしかないと思いますが、強度が出ないと思われます。
# アメリカは腐っても(失礼!)DIYの国ですから、細かい部品が個人でも頼めるのでうらやましく思います。
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