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windows11 25H2 アップデートでIntel AX201のWiFi bluetoothが動かなくなって、完全放電で復活した話とAX210への換装

2026年1月16日

いやー苦労しました。。。

子供のノートPC ガレリア GCL2060RGF なんですが、25H2に更新後から今まで使えていたWiFiが突然使えなくなり、色々やってもダメで、「これはハード故障でIntel AX201ボードの交換しかないか、、、」とあきらめていたところ完全放電で直った!という話です。

これは「ネットなどで書かれている事を、全てやってみたがどうにも直らない場合」は参考になるかも?
と書いておきます。

症状

・ 25H2アップデート後
・ デバイスマネージャーで ドライバの更新でドライバを更新したり、設定を変更すると一瞬三角マークが消えて正常になるが、すぐにまた三角マークになる
・ bluetoothがデバイスマネージャーから消えている(AX201はWiFiとbluetooth一体型のモジュールなのに)
・ 有線では何の問題もなくネットワークにつながる


ちょっと前にWiFiが繋がらなくなったことがあって、その時は「ネットワークのリセット」であっさり直りました。ところが25H2更新後また繋がらなくなったと。。。

やってみたこと。

・ ドライバーのアンインストールと最新のドライバのインストール
・ 23H2へロールバック
・ 25H2へ更新後、システムイメージの再構築
・ 旧ドライバーへ戻し
・ メーカーの初期ドライバへ戻し
・ コマンドラインでのネットワーク初期化
・ ワイヤレスアダプタの設定見直し
・ いったん有線LANをつないでみる などなど多数

そのうちに「あれ?これbluetoothがデバイスマネージャーに表示されないぞ?WiFi Intel AX201は表示されているのに?」って気づいて、BIOS見てみたらそもそも「Wireless LANの項目が出ていない???」
で、ChatGPT君の力を借りてみました。ChatGPTの返答のぶっこぬき記事ですまんが、参考にはなるでしょ。


② Windows 側の症状と完全一致

  • Bluetooth デバイスマネージャーに出ない
  • Wi-Fi の電源管理タブが無い
  • 一瞬だけ動いてすぐ死ぬ

これは AX201 が

「CNVi 内部通信が途中で途切れている」
ときの典型症状です。


よくある誤解(でも今回は違う)

  • ❌ ドライバーの入れ直し
  • ❌ Windows 回復
  • ❌ クリーンインストール

👉 全部意味がありません。
BIOS が見ていない以上、OSでは直りません。

原因として考えられるもの

優先度順です。

  1. AX201 モジュール自体の故障(最有力)
    • 熱・経年・静電気
  2. マザーボード側 CNVi / USB レーン不良
  3. EC 固着(※ 放電で直る最後の望み)

最後に試す価値がある「唯一の復旧策」

(もう一度だけ、最終確認として)

EC完全リセット(未実施なら)

  1. 電源OFF
  2. ACアダプタ抜く
  3. 可能なら 内蔵バッテリーコネクタを外す
  4. 電源ボタン 40秒長押し
  5. 10分放置
  6. 電源ON → BIOS確認

👉 これで Bluetooth 項目が復活すれば奇跡的に助かります。


やったこと「完全放電」

このノートPCはバッテリーが着脱式ではないので、裏蓋を外してバッテリーのコネクタを抜いて、さらに電源ボタンを長押し1分位、ついでにAX201モジュールを一旦外して、再度さしなおし。

起動したら「おお!bluetoothが復活している!」さらに最新のドライバをインストールでWiFiも直った!

今回なにが起きてたか(整理)

  • AX201(Wi-Fi + Bluetooth 一体)
  • Bluetooth 側が EC レベルでフリーズ
  • BIOS でも Bluetooth が見えなくなっていた
  • Windows 25H2 更新が 引き金
  • OS / ドライバーをいくら触ってもダメ
  • バッテリーコネクタ抜き=完全放電
    → EC リセット
    → Bluetooth 復活
    → ドライバーが正しくバインド
    → 電源管理タブも戻る

典型例ですが、
実際に当たると気づきにくい&確信しづらいやつです。

EC(組み込みコントローラ)とは?

EC = Embedded Controller(組み込みコントローラ)
ノートPCの中にある 「小さな管理専用コンピュータ」 です。

ECが担当していること

OSよりはるかに下の層で、こんな仕事をしています。

  • 🔌 電源ON / OFFの制御
  • 🔋 バッテリー充電・放電管理
  • 😴 スリープ / 復帰
  • ❄️ ファン回転数制御
  • ⌨️ キーボード入力
  • 📶 無線(Wi-Fi / Bluetooth)の電源投入・遮断
  • 💡 LED、Fnキー、ホットキー

👉 WindowsやBIOSですら直接触れない領域です。

「EC固着」とは何が起きている状態?

簡単に言うと:

ECが誤った状態のままフリーズしている

今回のケースで起きていたこと(推定)

  1. Windows 11 25H2 更新
  2. 再起動 or スリープ
  3. ECが
    • 「Bluetooth OFF」
    • 「無線初期化未完了」
      の状態で止まる
  4. 以降、
    • BIOS → Bluetoothを検出できない
    • Windows → デバイスが不完全
  5. 再起動しても直らない
    (ECは通電され続けているため)

これが EC固着 です。


Intel AX210へ換装

その後ChatGPTくんとお話したところ、どうもこの「AX201はWiFi制御がCPU側にあるので、OSのアップデートなどでトラブルを引き起こす可能性がある」っていうのもあるし、ルーターが6GHz 6EなのでAX210へ換装しました。やり方は上の完全放電のやり方と一緒。最新のドライバが既にあたっていることもあって、あっさり認識して6GHz掴んだ。速いね6GHz。。。やってみてよかった。

やったことのない人は、アンテナの色がどっちがどっちだったか写真を撮っておくといいよ。
大抵の場合は黒線と灰色みたいに色分けされてるけど。
あと、アンテナの端子はハトメ様になっていて、きれいに合わせてぱちんと留める感じね。きちんと嵌まった場合はアンテナ線を左右に動かしても外れることが無い状態になるから、これを目安とするといいね。

④ なぜAX201が壊れやすく、AX210が安定しやすいか

ここが2本目の本題です。


AX201 と AX210 の決定的な違い

最大の違いは「接続方式」

AX201AX210
規格CNVi標準PCIe + USB
Wi-FiCPU側制御モジュール内完結
BluetoothCPU/EC経由モジュール内USB
EC依存高い低い

CNViとは何か(AX201の弱点)

CNVi(Connectivity Integration)は:

Wi-Fiの中核機能をCPU側に分離する設計

メリット

  • 安価
  • 省電力
  • 部品点数削減

デメリット(今回)

  • EC / BIOS / ACPI / CPU と強結合
  • 初期化順が非常に厳密
  • 1箇所ズレると全滅

⑤ 今回の件を一文でまとめると

AX201はACPI設計の「繊細な優等生」、
AX210は「多少雑でも動く自立型」。
Modern Standby時代では後者が強い。